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プレスリリース
2021.03.19
プレスリリース

ACSLとエアロネクスト、共同開発を進める4D GRAVITY®︎を搭載した物流用ドローンの最新試作機を発表。さらにACCESSと3社で物流用途のソフトウェア開発で協業。

株式会社⾃律制御システム研究所(東京都江戸川区、代表取締役社長 兼 COO:鷲谷 聡之、証券コード6232、以下 ACSL)と株式会社エアロネクスト(東京都渋谷区、代表取締役CEO:田路 圭輔、以下エアロネクスト)は、この度、共同開発を進めるエアロネクストの機体構造設計技術4D GRAVITY®︎*1物流用ドローンの最新試作機を発表いたします。これは、両社が2020年8月に4D GRAVITY®︎搭載の産業用ドローンの共同開発契約と、開発機体の製造・販売に関する4D GRAVITY®︎特許群のライセンス契約の締結を発表後、2022年度の「空の産業革命レベル4*2」を見据え、共同開発を進めてきた成果で、量産に向けた試作機です。

また、ACSL、エアロネクストと産業用ドローンソフトウェア事業において業務提携している株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:大石 清恭、証券コード4813、以下ACCESS)との3社協業により物流用ドローン向けのソフトウェアを開発します。

ACSLとエアロネクスト、共同開発を進める4D GRAVITY®︎を搭載した物流用ドローンの最新試作機を発表。さらにACCESSと3社で物流用途のソフトウェア開発で協業。

共同開発した物流用ドローンの最新試作機

ACSLは国産の産業用ドローンを開発しており、物流、インフラ点検、災害等、様々な分野で採用されています。ドローンの制御を担うフライトコントローラを自社で開発しており、セキュアで安心なドローンの社会実装を推進してきました。特に物流領域においては、多くの企業と補助者なし目視外飛行(Level3)の実証を重ねています。

エアロネクストは、これまで独自の機体構造設計技術4D GRAVITY®をコアに様々な産業用ドローンの研究開発を重ねてきましたが、特に物流領域に力を入れ、専用機体の研究開発に取り組んでいます。

ACCESSは、IoTソフトウェア・ハードウェア領域における先進のテクノロジーと豊富な市場実績を有しており、2019年からは、IoTにより解決する社会課題を空の領域まで拡大し、ドローンを活用したソリューション開発に取り組んでいます。

3社は今後、3社の知見や技術を持ち寄り共同開発したこの最新試作機を本格的な量産に向けて実証検証を重ね、共同して、いち早い社会実装を目指して推進して参ります。

<発表機体の特徴>

1.ハードウェア:機体構造について

物流用途に使用されている従来のドローンは、空撮用途等に使われる汎用機のペイロードを荷物に置き換えた形態が主流で、物流用途には最適化されておらず、飛行速度・飛行距離・配送可能重量・配送品質に限界があると言えます。一方で、4D GRAVITY®搭載の物流専用機体は以下の3つの特徴を持ち、飛行速度・飛行距離・配送可能重量・配送品質のレベルアップを実現します。

  • 荷物を機体の理想重心付近に最適配置
  • 水平定常飛行・前進特化型の物流専用機体
  • 独立変位可能な荷物水平維持機構
ACSLとエアロネクスト、共同開発を進める4D GRAVITY®︎を搭載した物流用ドローンの最新試作機を発表。さらにACCESSと3社で物流用途のソフトウェア開発で協業。

最新試作機の荷物部分

2.ソフトウェア:物流用ドローン向けのソフトウェアについて

以下の特徴を有する、物流用ドローン向けソフトウェアを開発いたします。

  • 物流用ドローンにおけるレベル4対応
  • 天候等、配送ルートの状況による最適配送ルートプランニング
  • 物流管理システムとの連携

<発表機体のスペック> 

最大離陸重量 25kg

標準ペイロード 5kg

PDFはこちらよりご覧いただけます。

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