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プレスリリース
2025.08.18
プレスリリース

ACSL製長距離飛行マルチユースドローン「PF4」、モンゴルでのフードデリバリー試験に採用

  • ACSL製長距離飛行マルチユースドローン「PF4」がモンゴルのウランバートル市近郊で実施されたフードデリバリー試験飛行に使用された
  • PF4は物流を中心とした新型マルチユースドローンで、最大5kgの荷物を40km輸送可能
  • ACSLは、物流分野におけるドローンの社会実装を通じた「持続可能な物流」の実現への貢献を目指す

株式会社ACSL(本社:東京都江戸川区、代表取締役Co-CEO:早川研介・代表取締役Co-CEO:寺山昇志、以下、ACSL)の長距離飛行マルチユースドローン「PF4」が、2025年7月25日にモンゴルのウランバートル市近郊で実施されたフードデリバリーの試験飛行(以下、本試験)に使用されましたので、お知らせいたします。

■長距離飛行マルチユースドローン「PF4」
PF4は、物流を中心に様々な用途での運用を可能にする、革新的な産業用マルチコプターです。5kgのペイロード搭載時に40kmの飛行が可能な長距離飛行性能の他、高い着陸精度及び耐風性能、全天候対応など先進のフライト機能を備えています。
モンゴル国内では、血液及び血液製剤の配送事業の定常運航に使用されているほか、2025年6月に実施された郵便物配送試験に用いられる等※1、物流領域における実績を積んでいます。
なお、PF4はこれまで限られたパートナー企業にのみ販売を行っておりましたが、2025年7月22日付け「ACSL、長距離飛行マルチユースドローン「PF4」の量産を開始」※2のとおり、2025年10月より量産を開始し、より多くのお客様にお届けすることを予定しております。
ACSL製長距離飛行マルチユースドローン「PF4」、モンゴルでのフードデリバリー試験に採用長距離飛行マルチユースドローン「PF4」

■試験の概要
本試験は、株式会社エアロネクスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:田路圭輔、以下、エアロネクスト)とエアロネクストのモンゴル展開パートナーであるNewcom Group(本社:モンゴル国ウランバートル市、CEO:B.Baatarmunkh)、Newcom Groupの子会社であるMongolian Smart Drone Delivery LLC(本社:モンゴル国ウランバートル市、CEO:M.Otgonpurev)、モンゴル国内最王手のフードデリバリー事業者Tok Tok LLC(本社:モンゴル国ウランバートル市、CEO:C. Dolgorsuren)により、2025年7月25日に実施されました。ウランバートル市内のモンゴル国立輸血センターから、Newcom Groupが所有するウランバートル郊外の研修・保養施設「サマーハウス」までの片道約16.5kmのルートをPF4が自動飛行し、フードデリバリーアプリ「TOK TOK」で注文された総重量2,420gの料理6品を配送しました。モンゴルでのドローンによるフードデリバリーの試験飛行は本試験が初となります※3
本試験では日本での「レベル4(有人地帯における補助者なし目視外飛行)」に相当する第三者上空における自動航行による飛行を実施しました。また、飛行ルートは長距離かつ離陸地点と着陸地点の高低差が約200mに及ぶ地形でしたが、河川上空を飛行ルートに設定することで安全性を確保し、またPF4が長距離かつ複雑な航路においても安定した飛行を実現したことで、試験を成功させることができました。
ACSL製長距離飛行マルチユースドローン「PF4」、モンゴルでのフードデリバリー試験に採用フードを載せウランバートル市内から郊外のサマーハウスに向け飛行するPF4
ACSL製長距離飛行マルチユースドローン「PF4」、モンゴルでのフードデリバリー試験に採用ドローンで届いた出来立ての料理を食する様子とTokTokラッピングのPF4専用箱(サマーハウス前の広場)

ACSLは、物流分野におけるドローンの社会実装を通じた「持続可能な物流」の実現に向けて、PF4をはじめとした機体開発や運用支援等の取り組みを進めてまいります。

※1 ACSL製国産ドローン「PF4」、モンゴルでの郵便物配送試験に採用
※2 ACSL、長距離飛行マルチユースドローン「PF4」の量産を開始
※3 2025年7月時点 エアロネクスト調べによる

エアロネクストのプレスリリース:
モンゴル初のドローンによるフードデリバリーに成功 ~往復33kmのウランバートル市内から郊外のサマーハウスの試験飛行実施で、血液輸送、郵便輸送に続き新たなユースケースを開拓~ | エアロネクスト

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