ACSL、米国子会社ACSL, Inc.が新型スマートコントローラー「TAITEN」を発表。SOTEN用高画素赤外線カメラ「SAMO」の機能アップグレード及び「Thermal by FLIR®」プログラムへの正式参画についても同時発表
- ACSL, Inc.は、NDAA準拠の新型スマートコントローラー「TAITEN」の発売、SOTEN用高画素赤外線カメラ「SAMO」の機能アップグレード、「Thermal by FLIR®」プログラムへの正式参画を発表
- 米国市場のニーズに応えるための製品開発に取り組み、米国での販売及び市場開拓をさらに加速
株式会社ACSL(本社:東京都江戸川区、代表取締役Co-CEO:早川研介・代表取締役Co-CEO:寺山昇志、以下、ACSL)の米国子会社であるACSL, Inc.は、現地時間2025年8月26日、NDAA(National Defense Authorization Act)準拠の新型スマートコントローラー「TAITEN」の発売、SOTEN用高画素赤外線カメラ「SAMO」の機能アップグレード、及びTeledyne FLIR LLC(本社:オレゴン州、CEO:Edwin Roks)の「Thermal by FLIR®」プログラムへの正式参画を発表しましたので、お知らせいたします。
新型スマートコントローラー「TAITEN」
■NDAA準拠新型スマートコントローラー「TAITEN」
TAITENは、公共安全機関や産業点検等の現場での運用を念頭に設計された新型スマートコントローラーです。1500ニットの明るさを誇る7インチの高解像度ディスプレイを内蔵し、IP54規格の耐候性、HDMI出力、カスタマイズ可能なファンクションボタン、SOTENとの完全互換性等の特徴を備えています。現場のオペレーターのニーズに応えるために設計されており、優れた視認性、耐久性、操作性を提供します。米国の販売代理店ネットワークを通じて9月より販売開始を予定しております。
新型スマートコントローラー「TAITEN」
■「Thermal by FLIR®」プログラムへの参画
ACSL, Inc.の「Thermal by FLIR®」プログラムへの参画は、米国市場へのさらなる進出を示す重要なマイルストーンです。このプログラムは、Teledyne FLIR LLCのOEM事業部門であるTeledyne FLIR OEMによって開発され、Teledyne FLIR のサーマルカメラモジュールを使用するOEM(相手先商標製品の製造会社)企業が、製品の製造工程で FLIRのモジュールをシームレスに統合できるよう、Teledyne FLIR OEMが支援し、新技術の市場投入を共同でサポートするものです。両社は、ACSLのドローンとFLIRの最新サーマルカメラモジュール及びPrism ISP技術を統合した次世代ソリューションの共同開発に取り組んでいます。
■SOTEN用高画素赤外線カメラ「SAMO」のアップグレード
米国市場向けに開発されたNDAA準拠の高画素赤外線カメラSAMOは、ITAR(国際武器取引規制)非該当のTeledyne FLIR OEM製Hadron™ 640Rカメラモジュールを搭載し、64MPの可視カメラと640×512のBoson®放射型熱画像カメラを組み合わせています。今回のアップグレードでは20倍ズーム機能が追加され、また、今年中にFLIRとの協業によりMSX®(マルチスペクトルダイナミックイメージング)技術に対応予定です。MSX®技術は、可視カメラの鮮明な輪郭情報と赤外線画像を融合して画像を補正することで、運用時により高い状況把握を可能にする技術です。
MSX®(マルチスペクトルダイナミックイメージング)技術イメージ
SOTEN用高画素赤外線カメラ「SAMO」
Teledyne FLIR OEM Vice President of Product Management Mike Waltersコメント
ACSLがFLIRプログラムに加わることは非常に楽しみです。当プログラムは、開発から展開までのプロセスを加速し、ACSLのSAMOのような高度な熱画像機能をより迅速に現場のオペレーターの手に届けることができます。今後のドローン技術革新において、ACSLとの協業を楽しみにしています。
ACSL, Inc. CEO Cynthia Huang コメント
TAITENの発売、SAMOのアップグレード、そしてThermal by FLIR®プログラムへの正式参画は、ACSLにとって大きな節目であり、用途特化型ドローンソリューションの進化への当社のコミットメントを明確に示しています。FLIRは熱画像技術における専門知識とセキュリティへの共通の関心を持っており、ACSLのドローンシステムの導入が市場で加速する中で、彼らは非常に重要なパートナーとなっています。
なお、ACSL, Inc.は、2025年9月2〜4日にラスベガスで開催される「Commercial UAV Expo 2025」に昨年に引き続き出展し、この度発表した新型スマートコントローラー「TAITEN」、小型空撮機「SOTEN(蒼天)」、SOTEN用高画素赤外線カメラ「SAMO」等を展示予定です。
ACSL グループは、今後も、⽶国市場での販売及び市場開拓をさらに加速してまいります。
■ACSL, Inc.について
・名称:ACSL, Inc.
・所在地:710 Lakeway Drive, Suite 200, Sunnyvale, CA 94085
・代表者:President Cynthia Huang
・事業内容:ACSLの産業用ドローンの米国市場での販売等
・株主:株式会社ACSL 100%
・WEB サイト:https://acsl-usa.com/
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