海外募集による新株式発行に関するお知らせ
当社は、2026年8月24日付の取締役会において、海外募集による新株式発行(以下「本海外募集」といいます。)を決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
【本海外募集の背景と目的】
1.本海外募集の背景
当社グループは、「技術を通じて、人々をもっと大切なことへ」というミッションのもと、「世界中の安全・安心を支える人が頼れるパートナーとなる」というヴィジョンを掲げ、独自開発の制御技術をコアとして、国産の産業用ドローンの開発、量産及び社会実装に取り組んでおります。
近年、地政学的リスクの高まりを受け、日本及び海外諸国において、ドローンは国家の安全保障や重要インフラを支える重要技術として位置付けられ、その技術、規制及び調達環境は急速に変化しております。特に防衛・安全保障分野では、従来の高性能かつ高価格な装備に加え、低コストかつ大量配備が可能な無人アセットの重要性が高まるとともに、AI、自律制御、複数機連携等の技術が急速に高度化しております。また、各国において防衛分野におけるドローンの導入及び国産化に向けた取り組みが進展するとともに、同盟国などからの調達ニーズが高まるなど、市場が大きく変化する局面を迎えております。
当社グループは、2025年12月に公表した中期経営方針「ACSL Accelerate FY26」において、「世界中の安全・安心を支える人が頼れるメーカーへ」を目標に掲げ、先端技術による機体進化、強靭なサプライチェーンの構築、北米事業の本格拡大、防衛・安全保障分野への貢献、社会インフラ維持・管理の国産化及び持続的な財務基盤強化を重点戦略としております。
防衛・安全保障分野では、2024年度以降、防衛装備庁から小型空撮機体を継続的に受注しており、2026年3月に約10億円、同年4月に約3億円の案件を受注するなど、受注規模が拡大しております。当社グループは、これまでの機体納入及び実際の現場での運用を通じて蓄積した知見並びに顧客からのフィードバックを活用し、機体の機能及び運用性の向上に加え、運用支援、保守・メンテナンス及びシステム連接等を含むソリューションの拡充を進めております。また、今後の大量配備及び低コスト化への要請並びに技術の急速な高度化に対応するため、次世代機体及び関連ソリューションの開発、生産・調達体制の強化並びに外部パートナーとの連携を進めていく必要があります。
北米市場では、中国製ドローンを中心とした外国製ドローンに対する規制及び認証要件の強化が具体化され、中国製ドローンからの切替需要が拡大するなど、市場環境が大きく変化しております。当社グループは、経済安全保障上の要請に対応した小型空撮機体「SOTEN(蒼天)」を展開するとともに、米国における販売代理店網の構築、現地ニーズに対応した製品及び機能の開発並びに販売・保守体制の強化を進めております。さらに、カナダ市場においても現地企業との連携を通じて販売を開始するなど、北米事業の展開地域及び顧客基盤の拡大に取り組んでおります。
当社グループは、独自開発の制御技術、経済安全保障上の要請に対応した製品開発力、国産小型空撮機体の量産実績、防衛分野における継続的な受注・納入実績並びに北米における販売ネットワークを有しております。急速に変化するドローン産業において、これらの優位性を活かし、防衛・安全保障分野及び北米市場における成長機会を確実に取り込むことが、当社グループの中長期的な成長において重要であると認識しております。
2.本海外募集の目的
当社は、2025年8月に開示しました普通株式及び新株予約権等による資金調達を通じて、機体の研究開発及び量産に係る事業投資並びに海外事業拡大に必要な資金を確保し、これらの投資を進めてまいりました。これらの資金調達の進展により、当社グループの財務基盤は着実に改善しており、当面の事業運営に必要な資金は確保しております。
一方、今年に入ってから、防衛分野を中心として、ドローン産業を取り巻く市場、技術及び調達環境は急速に変化しております。防衛分野では、ドローンの低コスト化及び大量配備への要請が高まるとともに、AI、自律制御、複数機連携等の技術が急速に高度化し、また、ドローンの国産化・同盟国などからの調達ニーズが一段と高まっております。さらに、北米市場においては、中国製ドローンを中心とした外国製ドローンに対する規制及び認証要件の強化が具体化され、中国製ドローンからの切替需要が拡大するなど、事業環境の変化が顕著になっております。
当社グループは、独自開発の制御技術、経済安全保障上の要請に対応した製品開発力、国産小型空撮機体の量産実績、防衛分野における継続的な受注・納入実績並びに北米における顧客基盤及び販売ネットワークを有しております。これらの優位性を活かし、急速な市場及び技術の変化を捉えて、防衛・安全保障分野及び北米市場における成長機会を確実に事業成長につなげるためには、これまでに確保した資金に基づく投資を着実に実行することに加え、機体及び関連ソリューションの開発、生産・調達体制の構築、国内外における事業開発並びにM&A、資本業務提携及びアライアンス等を含む外部パートナーとの連携を、機動的に実行するための追加的な成長資金を確保することが必要であると判断しております。
以上の外部環境及び事業環境の変化、当社グループの事業進捗並びに今後の成長機会を総合的に勘案し、中期経営方針「ACSL Accelerate FY26」に掲げる防衛・安全保障分野及び北米事業を中心とする重点戦略の実行を一層加速するため、本海外募集を行うことを決定いたしました。
本海外募集における調達資金の主な使途は、以下の2点となります。
(1)防衛分野における事業拡大のための事業投資
(2)北米を中心とする海外展開のための事業投資